内容説明
リーダーとしての強い意志を示さず、見識も持たず、言動が二転三転するような人間に国のトップたる資格はない―長年、陸上自衛官として奉職し、イラク復興業務支援隊長(初代)の経歴を持つ佐藤正久議員が、軍事と政治の世界を例にあげながら独自の視点から「リーダー論」を語った待望の書。
目次
序章 いま強いリーダーが求められている
第1章 民主党に政権交代して
第2章 リーダー不在の日本
第3章 日本の現状と課題―安全保障と教育
第4章 ふるさと、父、自衛隊生活から学んだこと
第5章 いま求められるリーダー像
著者等紹介
佐藤正久[サトウマサヒサ]
昭和35年福島県生まれ。佐原小、西信中、福島高校卒。昭和58年防衛大学校(27期・応用物理)卒。昭和59年第4普通科連隊(帯広)。平成4年外務省アジア局出向。平成6年第5普通科連隊中隊長(青森)。平成8年国連PKOゴラン高原派遣輸送隊初代隊長。平成10年米陸軍指揮幕僚大学卒(カンザス州)。平成16年イラク先遣隊長、復興業務支援隊初代隊長。第7普通科連隊長兼ねて福知山駐屯地司令。平成19年参議院議員(全国比例区)当選。平成25年の任期満了まで全力疾走を誓う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かおりんご
21
エッセイというか、なんというか。防衛の視点から政治について語っておられます。自衛官の考えが、少し垣間見られて勉強になりました。2014/02/04
みろり
2
民主党政権への苦言と日本人の国防に対する無関心(否認?)への警鐘とリーダー論。割合は4.5:4.5:1ぐらい。任務分析、プラス思考、参謀と、リーダー論部分を深く解説する本を書いていただけるとうれしい。2017/05/05
Kuri
1
先日著者のトークライブで購入した。 仕事にも通じるリーダー論が満載2011/10/24
psi_x
0
国会でも追求していること、普段から唱えている持論を展開しているが至極もっともなことが書かれている。国家の安全保障については国会議員なら絶対に譲ってはいけない問題。今の総理大臣にはその自覚が無い。この人の働きぶりを見てると市民運動家なんてそんなもんだよってつくづく思う。2011/01/25
Tomonori Yonezawa
0
【自腹】本棚減量作成で解体〜スキャンの合間に再読。彼の出自や主張は、自分の嗜好からすると全面的な支持…になる筈なのに、どうも何か軽さを感じる時があって全面支持しない。この本も内容自体は支持できるのに、何かそんな感じ(特に前半)がある。第5章「いま求められるリーダー像」は再読用に紙で残した。特に『リーダーとしての必須の思考ツール、状況分析のために「METTーT」』、これにフォーカスした本を読みたい。2018/08/12