内容説明
武士はなぜ刀を二本差すのか?髪型はなぜ月代なのか?なぜ左利きがいないのか?刀を武士の魂とした理由は?なぜ武士は腹を切ったのか?「武士とは何者だったか」をひたすら追い求め、平成の世にサムライ復活を熱望する著者が、鎌倉時代より受け継がれた武士のしきたりを五十話にて紹介。義を重んじ、己が武門の継承、繁栄のために命をかけた武士の実像に迫る。
目次
第1章 急な呼び出しで屋敷を出る
第2章 急ぎ市中を歩く
第3章 上役の屋敷を訪問する
第4章 旅に出て旅篭に泊まる
第5章 刀の話を総領に聞かせる
第6章 戦国の世に思いを馳せる
第7章 武芸十八般に挑む
第8章 研師に総領を連れていく
第9章 謎の浪人と出会う
第10章 切腹の検使役になる
著者等紹介
杉山頴男[スギヤマヒデオ]
昭和21年生まれ。ベースボール・マガジン社入社。『週刊プロレス』創刊編集長。移民国家アメリカの典型的格差社会ならいざしらず、当時、世界一級の教育レベルを持つ日本の青少年が、なぜにプロレスに夢中になるのか。この設問を説いた証として『格闘技通信』を編集長として創刊。日本の格闘技の根源に古流武術があり、武士の心と躰の在り処があったと知った。退社し、杉山頴男事務所を設立、『武道通信』を創刊。『武道通信』電子本、兵頭二十八絶版本などのオンライン読本も発信する。「魁!武道通信TV」(日本文化チャンネル桜)のキャスターを務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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s
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とにかく四六時中臨戦態勢にないといけないらしい 武士ってあまりにも大変! 日本に来たポルトガルの宣教師が「侍ってなんかすげー連中がいるから侵略とか布教とか マジ無理!!」って本国に報告したってのもわかる気がする2008/12/17
inaryoXD11
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現代でも使える武士の作法の紹介かと期待して読みました。普段ご生活の手助けになるとか、仕事に役立つとか。でも内容は、刀の解説に始まり、宿で襲われたときの対処方法としての、刀を抱いて眠る方法に、最後は切腹の作法や歴史など、江戸時代の武士をリアルに紹介してるのだろうが、使えないですよ。2017/03/01
姫右近
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タイトルからイメージしたものとは違い、かなりマニアックな内容だと感じた。面白くないし、読みにくい。筆者のめんどくさい性格がチラチラ感じられるのも鬱陶しい。2012/12/16
海蛇
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作法というよりサバイバルテクニックといった趣き。2009/08/05