内容説明
本書は第１章で物作りの全体像を概観し、機械設計技術者を位置付けている。物作りはたくさんの人々と、多くの機械によって達成されるが、物作りにおけるすべての設計技術に精通することは不可能である。機械設計は大別して、基本設計、詳細設計、生産設計に分けられるが、往々にしてこれまでの設計に関する教科書は、これらが混在して書かれていることから、設計技術に関する基本的知識の修得に混乱あるいは誤解が生じていると思われる。本書の特徴は、これら設計に関する基本的知識を整理し、章別に分けて述べているところにある。
目次
第１章 緒言（設計過程と設計者の心得；物作りの体制）
第２章 基本設計（仕事の概念；５つの機械の素とその応用 ほか）
第３章 詳細設計（材料の選定基準；許容応力と設計応力 ほか）
第４章 生産設計（物の製作過程；図の方向と向きと寸法記入 ほか）
著者等紹介
窪田英毅［クボタヒデキ］
昭和４０年日本大学理工学部経営工学科機械専攻卒業。同年工作機械メーカー碌々産業（株）入社。昭和４４年日本工業大学工学部機械工学科・機械設計製図担当助手。昭和６１年同大学助教授。平成１０年工学博士（慶応義塾大学）
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