私の従軍中国戦線―村瀬守保写真集 一兵士が写した戦場の記録 (新版)

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  • サイズ B5判/ページ数 157p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784889008364
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0021

内容説明

1937年(昭和12)から2年半、中国各地を転戦しながら写した3000枚の従軍写真。巨大な狂気の渦に巻き込まれた日本人兵士や中国民衆の姿。貴重な写真の数々が装い新たに終戦60年の今、歴史を証言する。

目次

第1部 入隊そして上海へ
第2部 上海から南京へ
第3部 徐州作戦―“麦と兵隊”
第4部 漢口作戦―大別山脈を越えて
第5部 遙か山西省へ―八路軍討伐
第6部 ノモンハンそして帰還
第7部 追補編

著者等紹介

村瀬守保[ムラセモリヤス]
1909(明治42年)12月文京区真砂町に生まれる。1927(昭和2年)7月私立豊山中学校諭旨退学。以後、人夫、新聞配達、商店員、テキヤ、船乗り、トラック運転手、タクシー運転手。1937(昭和12年)7月応召。輜重兵、補充兵、二等兵。1940(昭和15年)1月召集解除。同3月会社員・(株)三田鉄工所工場長、社長。1945(昭和20年)8月~その後(株)三田発動機、(株)マル共パン、アルプスミシン(株)、アルプス産業(株)社長。埼玉設備工業(株)社長。全国商工団体連合会常任理事。埼玉県商工団体連合会副会長など歴任。1988(昭和63年)7月死去
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感想・レビュー

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ころりんぱ

40
行軍の写真を一度にこんなにたくさん見たことがなかった。著書が中国に進軍して行った時撮った写真の数々。風景の中に瓦礫があり、死体があり、戦車や兵隊がおり、子どもや老人がいる。南京のところは黒こげの山盛りで、原爆後の広島のそれを思い出した。一瞬を切り取った写真、生きていても死んでいても、写っているひとりひとりの暮らしや心情に思いをはせることができるか?そういう感覚を大事にしたい。2017/01/08

Midori Nozawa

9
1987年出版。当時の私はある英語科教師の全国の会に入会し、英語の教材研究を模索していました。ある県での大会で購入したのがこの本です。戦場の記録として貴重な写真は見るのも怖いものもあります。戦争を知らない世代が多数となって、ますます戦争の恐ろしさが遠いことになりそうです。私は戦後生まれですが、父の世代がどれほどつらい思いをしなければならなかったかを考えると、この写真集が伝えることから目をそむけてはならないと思うのです。2018/08/25

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