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内容説明
タマ、タマシヒ、イノチ、霊、肝、胸、腹…。古代より人々は、触れることも見ることもできない「生命」を自在にイメージし、巧みに表現した。それは歌や日記、記録に記され、やがて市井の人々にまで根付いていったのである。古典文献にみる生死・心情の表現から、日本人特有の生命観念を探る。
目次
第1章 上代(タマと玉;東アジア玉文化圏のなかの日本 ほか)
第2章 平安時代(『日本霊異記』における霊魂観;『日本霊異記』における蘇生と転生 ほか)
第3章 中世(一)(胸と精神・生命表現―とくに仏教と関連して;腹・頭と精神・生命表現 ほか)
第4章 中世(二)(一五~一六世紀の胸・腹―精神表現;切腹動機の拡張 ほか)
著者等紹介
中村禎里[ナカムラテイリ]
1932年東京生まれ。1958年東京都立大学生物学科卒業。1967年から立正大学教養部勤務、講師、助教授、教授を経て、1995年仏教学部教授。2002年立正大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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