建築はほほえむ―目地・継ぎ目・小さき場

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  • サイズ B40判/ページ数 116p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784888663854
  • NDC分類 520
  • Cコード C0052

出版社内容情報

建築を考えれば世界はみつかる

高校生や大学生など、はじめて建築を学ぶ人たちを対象に、アフォリズム形式の平易な文体で綴られた建築論。

著者等紹介

松山巌[マツヤマイワオ]
1945年東京生まれ。東京芸術大学美術学部建築科卒業。小説家・評論家。主な著書に『乱歩と東京』(日本推理作家協会賞)『うわさの遠近法』(サントリー学芸賞)『闇のなかの石』(伊藤整賞)『群衆』(読売文学賞)等がある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

袖崎いたる

8
現代詩とは何か…という問いへの回答として挙げられていた本。読んでみると現代詩風味がある。そして著者は建築家であるばかりではなく小説家でもあるらしい。建築への誘いの書。2020/02/18

なおこっか

3
須賀敦子さんの言う『思想』の有無について、考えながら読んだ。恐らく、暴力的なまでに機械的なこの街の中にも、思想ある建物は在るはずなのだ。松山厳氏や、この本を読んで建物を創る人々が居るのだから。題の意味にたどり着いた時には、ほっと暖かい気持ちになる。物を売り消費する仕事をしている自分だが、ぐるりと周囲を見回してみたいと思う。2017/06/11

きくまる

3
再読。私の読書の原点。建築を志す人のために書かれたそうだが、技術的な話はなくて、まるで歌うような言葉で綴られている。ゆっくりと自分の好きな場をさがそう、それは小さな場。効率優先の世界で失われていく場。しかし完璧な世界はないのだから、世界は未完のものだから、継ぎ目としての場が必要なのだ。未完であることを意識している人は、その場を通して人とつながろうとする。建築を志す人ばかりでなく、私たちの日常、生き方にまでしみ通るような言葉でした。2011/06/10

やふし

3
再読。大切な人が「建築ってほほえむんだ」と、僕の本棚を見て指摘したことがきっかけでの再読。建築という行為を仕事として昇華してしまっていた自分に、もう一度大切なことを思い起こさせてくれた。感謝。2009/06/29

takao

2
ふむ2023/12/24

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