出版社内容情報
イラク戦争を操る軍産複合体の利権の構図。
内容説明
“帝国”の戦争を操る軍産複合体、衝撃の実態。フセインはなぜ倒されねばならなかったのか。イラク、アフガンをはじめ「対テロ戦争」の背後に蠢く巨大利権の構図を、気鋭の国際経済学者が斬る。
目次
第1章 アラブの惨状と軍事請負企業(PMC)の蹉跌
第2章 新しい軍産複合体
第3章 ベクテルのアバーブ・ザ・ライン
第4章 兵站技術の革命家ウォルマートと労働の破壊
第5章 サダム・フセインの世界経済史的意義
第6章 『日米投資イニシアティブ報告書』に見る米国の対日株式交換圧力
第7章 ブッシュのイラク攻撃決意とユーロ
第8章 消えたアフガニスタンのドル化案―偽札の論理
第9章 株式交換による企業の巨大化
第10章 ルパード・マードック帝国とメディア戦争
第11章 近年の民族紛争略史
著者等紹介
本山美彦[モトヤマヨシヒコ]
世界経済論専攻。1943年神戸市生まれ。現在、京都大学大学院経済学研究科教授。社団法人・国際経済労働研究所長(非常勤)。元・日本国際経済学会長(1997年~1999年〈現在、顧問〉)。元・京都大学大学院経済学研究科長兼経済学部長(2000年~2002年)。元・日本学術会議第18期第三部(経済会)会員(2000年~2003年)。金融モラルの確立を研究テーマにしている
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