- ホーム
- > 和書
- > 芸術
- > 絵画・作品集
- > 絵画・作品集(西洋)
目次
ムンク芸術の背景、クリスチャニア、パリ、ベルリン
生命のフリーズ、生と愛と死の詩
晩年の栄誉、肖像画、風景画、自画像
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
G-dark
17
闇と人との境界線が曖昧で、今にもフッと人の輪郭が溶けて闇に吸い込まれそうな胸騒ぎを覚える作品が数点あります。特に「死んだ母とその子」という作品はその傾向が顕著。事切れた女性が横たわるベッドの周りには、なすすべの無い大人たちと、耳に両手を押し当てている少女が描かれています。少女は目を見開き、声も涙も出せずに泣き叫んでいるように見えます。その少女を描く線は奇妙なことに、少女の亡くなった母親の白い「死」の世界と部屋のオレンジの「生」の世界にそれぞれ入り込んでいます。まだ幼いのに生と死の間で揺れ動く少女が哀れ…。2020/12/21
文吾
13
★★★/図書館本。この方の絵は表紙のやつ以外知らないなぁと借りてみました。正直好みじゃないし不気味。顔のない絵やみんな同じ顔した絵があって、きっと意味はあるんだろうけど家に飾りたいとは思わない。病院の待ち時間にさらっと読了。2016/10/28
ココアにんにく
4
読んだばかりの小説に『叫び』が出てきて、初めてこの絵の意味を知りました。「自然を貫く果てしない叫び」もっと深く知りたいと思っていた時本書を図書館で見つけました。姉や母の結核での死。作品への非難、個展の閉鎖などムンクがどんな人物かわかります。年代ごとの自画像も興味が。病や死のテーマ。『カール・ヨハン通りの夕べ』大きく見開かれた無表情な目、群衆と街中への不安が伝わってくる。『叫び』は自然を背景とした人間の不安と孤独。キレイすぎる風景を見ていると畏怖を感じることがあります。それにしてもペルーのミイラそっくり。2016/12/22
0422
2
とてもいい。自由。2016/11/30