内容説明
昨今、少子化という言葉を目にしない日はないが、その問題の深刻さについて、本当のところを理解している人は非常に少ない。この少子化の先に待ち受ける社会とは?その原因と対策、鍵を握るワーキングマザーの実態、そして、政治と個人にできることを、現職衆議院議員にして前少子化担当大臣猪口邦子と、ワーキングマザーとその予備軍のためのウェブサイト「ムギ畑」の主宰で、数々の賞をとる気鋭の経済評論家勝間和代が、あらゆる角度から検証する本書は、少子化問題の全容を知る貴重な1冊であると同時に、その現象に映し出されている「近代」の本質と、ポストモダンとしての21世紀型価値観の提言の書でもある。
目次
第1章 猪口さん、なぜ、少子化対策が必要なのですか?―猪口×勝間
第2章 なぜ、少子化になっているんでしょうか?―猪口×勝間
第3章 勝間さん、ワーキングマザーって、そんなにたいへんなんですか?―勝間
第4章 で、猪口さん、具体的には、どんな政策をとるんですか?―猪口
第5章 二十一世紀のワーク・ライフ・バランスに向けて―猪口×勝間
著者等紹介
猪口邦子[イノグチクニコ]
1982年エール大学政治学博士号(Ph.D)。ハーバード大学国際問題研究所客員研究員、オーストラリア国立大学政治学部客員研究員などを経て、1990年から上智大学法学部教授。2002年から04年に、軍縮会議日本政府代表部特命全権大使、2003年には、軍縮会議(ジュネーブ)議長を務める。2005年に衆議院議員初当選。直後に、第三次小泉改造内閣において、内閣特命担当大臣(少子化・男女共同参画)。現在は、自民党幹事長補佐(外交・国際関係担当)
勝間和代[カツマカズヨ]
東京都生まれ。経済評論家(兼公認会計士)。早稲田大学ファイナンスMBA、慶應義塾大学商学部卒業。当時最年少の19歳で会計士補の資格を取得した後、アーサー・アンダーセン(公認会計士)、マッキンゼー(戦略コンサルタント)、JPモルガン(ディーラー・証券アナリスト)を経て、経済評論家として独立、会計・ファイナンス及び少子化・ワークライフバランス問題に特に強みを持つ。2005年、ウォール・ストリート・ジャーナルから、「世界の最も注目すべき女性50人」に選ばれる。2006年、エイボン女性大賞を史上最年少で受賞。内閣府男女共同参画会議、仕事と生活の調和に関する専門調査会専門委員。早稲田大学大学院商学研究科博士後期課程に在学中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みんと
晴れ女のMoeco
Yasushi I
takasan828
もくたつ(目標達成)