出版社内容情報
ねずみの国には、シャーロック・ホームズと同じくらい有名な、名探偵ベイジルがいます。彼はホームズが住むロンドンのベーカー街にあるねずみの町・ホームズテッドに住んでいました。ある時、ふたごの姉妹が誘拐される事件が起きます。ベイジルは、相棒のドーソン博士とともに、鮮やかな推理で犯人を追い詰めていきます。果たして犯人たちの、本当の狙いとは...?
およそ9~10才から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねむねむあくび♪
49
図書館の本。シャーロックホームズを尊敬し、そばで探偵の勉強をした“ねずみの国のシャーロックホームズ”こと、ベイジルの物語♪(^o^)児童書らしく、可愛い挿し絵と共に、丁寧ながらも冒険心がくすぐられる作品♪シャーロキアンならずとも、ホームズ好きには我が子に読み聞かせたくなるかも!?(*´∇`*)2015/07/08
ネコタ
19
ベーカー街のシャーロック・ホームズのもとで探偵の勉強をしている名探偵のベイジルと助手のドーソン。二人(二匹?)はねずみの世界で起きた姉妹の誘拐事件の解決のために動き回る。ベイジルの推理はシャーロック・ホームズそのもの!悪党に捕まりながらも協力して無事に解決。ドーソンが読んでいた「町のねずみと田舎のねずみの比較文化概論」って本が気になる。2018/02/21
花林糖
13
シャーロック・ホームズの足元で探偵の勉強をしているネズミのベイジルのお話。児童書だけど結構本格的な探偵物で読み応えがあり楽しめ、ポール・ガルドンの挿絵も素敵でした。他の本も是非復刊してほしいです。2015/06/01
まりこ
8
珊瑚色と金の表紙が実に美しい。尊敬するシャーロック・ホームズの足下(床下)で私立探偵となった「ねずみの国のシャーロック・ホームズ」ベイジルの推理が冴えわたるミステリー。頭脳明晰、洗練された言動、勇気。崇拝するシャーロック・ホームズを手本に難事件を解決する名探偵ベイジル。相棒のドーソンくんとの友情に胸が熱くなる。「ぼくはめいたんていシリーズ」を読み終えたあの子に手渡したい1冊。上質な推理小説。訳も美しい。難しいことばが出てくるが、美しい日本語を感じて欲しい。小学校中学年から。2014/06/29
みー
6
図書館にリクエストしたら購入してもらえた~♪が、自分でも購入。なかなかビックリ!!ネズミ版ホームズなのだが、そのネズミの佇まいといい、口調といい・・相方といい、ホームズそのものを彷彿させる出来栄え。物語も、質が高く満足のいく1冊。それは晴海氏の訳の素晴らしいところが大きいのだろう。子供には難しい四文字熟語なども出てくるが、前後の文章・内容から察する事も出来るし、問題なく読めるのもいい!子供がこれを機に、ホームズの本を手に取ってくれたら嬉しい。他4冊シリーズとしてあるらしいが、日本では未訳との事。残念!!2015/05/04