人類にとって戦いとは〈3〉戦いと民衆

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  • サイズ A5判/ページ数 341p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784887213340
  • NDC分類 391.2
  • Cコード C0021

内容説明

戦争についての認識、ことに戦争に対する民衆の心情、意識に関するものを集約。収録した10篇にはいくつかの共通性がみられる。第一は、戦場と戦闘者=兵士の実態に関する新しい視点と思索、第二は、戦争を見つめる民衆意識に関しての検討と考察、第三は、さらにそれを秩序ないしはイデオロギーの側面からどう見るかの問題である。

目次

第1部 戦争と兵(中世戦場の略奪と傭兵―「応仁の乱」の戦場から;「一兵」の覚悟―宮柊二の戦場詠序説;神は細部に宿り給う)
第2部 戦争を見る眼(近代日本の戦争動員とそのイデオロギー;第二次世界大戦の終結と捕虜―連合国捕虜政策と日本の対応;従軍日記に見る兵士像と戦争の記憶;慰霊と軍神)
第3部 戦争と秩序(戦争の勝因と敗因;秀吉・家康の対外文書に見られる「御礼」の理論;幕末維新期の軍制と英仏駐屯軍)
シンポジウム「戦いと民衆」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Toska

8
2000年刊。「戦争についての日本で初めての学際的な共同研究」(324頁)の三巻目。こういう企画の音頭が取れるのはさすが歴博といったところか。各論考は目移りがするほど面白いのだが、全体としてまとまりを欠き、方向性が定まらなかった印象も。巻末に収録された総合討論には藤木久志、色川大吉、上横手雅敬、高木昭作など19人ものレジェンドが揃い、神々の黄昏といった趣がある。2023/06/20

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