内容説明
史上最高の書家、王羲之の実像が明らかに!書聖と称えられ、聖人君子のイメージが強い王羲之。しかしその手紙には、全く別の人格を思わせる世界が広がっています。家族への愛、友情、理想と挫折など、その人間的な魅力をわかりやすく紹介する待望の書。十七帖に加え、蘭亭序全文の訳と解説をつけました。
目次
〓(ち)司馬帖―友人への手紙
逸民帖―隠遁生活に憧れる手紙
龍保帖―身内を気づかう手紙
絲布衣帖―贈答の手紙
積雪凝寒帖―知人への手紙
服食帖―薬の服用の手紙
知足下帖―親戚への手紙
瞻近帖―知人への手紙
天鼠膏帖―薬の効能を尋ねた手紙
朱処仁帖―友人への手紙
著者等紹介
尾崎學[オザキガク]
書家。大東文化大学大学院修士課程修了(中国学)。現在、全日本書道連盟評議員、毎日書道展審査会員。学校法人大東文化学園、NHK文化センター等講師。師、松井如流(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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