内容説明
比田井天来は、現代書道の黎明期に、東洋独自の芸術として、書の力をいきいきとよみがえらせ、現代に続く展開へと導きました。門下からは、文化勲章受章者など戦後書壇の指導者を輩出。その指導の様子も紹介します。代表作や日本全国に建てられた書碑を網羅。
目次
天来の故郷
上京前の作品
上京
日下部鳴鶴に入門する
鴻と改名する
結婚
生活のための借家業
書道教育者となる
天来の子どもたち
松方正義との交流〔ほか〕
著者等紹介
比田井和子[ヒダイカズコ]
比田井天来の次男である比田井南谷の長女。学習院大学大学院人文科学研究科哲学専攻修士課程修了。卒業後、伏見冲敬編『書道大字典』(角川書店)編集に参画。出版社勤務を経て株式会社天来書院を創設。書道書籍の発行と、ビデオやDVDのプロデュース、講演などによって、書の芸術性と真の姿を広く紹介している。2000年から二年間、佐久市立(当時は望月町立)天来記念館の館長をつとめた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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