シリーズ・防災を考える
防災の心理学―ほんとうの安心とは何か

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  • サイズ A5判/ページ数 230p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784887139077
  • NDC分類 369.3
  • Cコード C3311

内容説明

われわれの多くは“自分は大丈夫バイアス”すなわち「災害が自分に振りかかることはあるまい」と根拠のない楽観を抱いて生きている。こうした誤った安心感を脱した真の「安心」とは何か?またそのためには何が必要か?災害に対する正確なメンタル・モデルの形成と対処のための適切な知識や備えとともに、住民と行政・組織・専門家間の信頼感の構築こそ不可欠なことを種々の災害の実例を通じて力説し、そのための「防災教育コンソーシアム」の設立を提唱する。

目次

ほんとうの安心とは何か
災害時の情報伝達と意思決定
原子力防災と市民の心理
災害とうわさ 特に地震の場合
風評被害の心理
災害のフラッシュバルブメモリ―福岡県西方沖地震の例
自然災害でのヒヤリ・ハット事例
「津波避難スクリプト」による防災教育
火災予防教育―“メンフィスの奇跡”に学ぶ
防犯:リスクと不安
災害と化粧

著者等紹介

仁平義明[ニヘイヨシアキ]
東北大学大学院文学研究科心理学講座教授、日本学術会議連携会員。1946年生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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