内容説明
自明とされている既成の知と変容し続ける現実を、徹底した批判(クリティーク)の眼で見つめ直し、現代のアクチュアリティに肉迫する、新シリーズ。
目次
序章 現代社会と批判的思考―批判の営みとしての社会学と主体への問い
第1章 歴史のなかの自我―自己・他者・暴力
第2章 ポストモダン社会と自己物語―家族療法の変容を通して
第3章 若者文化のゆくえ―「世代間ギャップ」は終焉したのか
第4章 「長生き社会」という観点
第5章 危機の時代の社会批判―カルチュラル・スタディーズと民主主義の問い
第6章 政治社会の今を問う
第7章 情報社会の夢と現実―ITは社会を変えるか
第8章 社会運動は社会を変えるか―「“私たち”の社会運動」の地平と可能性
終章 生活者の視線と社会学の問い―可能態としての現実とは
著者等紹介
西原和久[ニシハラカズヒサ]
名古屋大学大学院環境学研究科/文学部(社会学講座)教授。1950年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(社会学)
宇都宮京子[ウツノミヤキョウコ]
東洋大学社会学部助教授。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士課程修了。博士(人文科学)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。