国際法から世界を見る―市民のための国際法入門 (第2版)

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  • サイズ A5判/ページ数 305p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784887135468
  • NDC分類 329
  • Cコード C3032

内容説明

今や明らかに破綻しつつある米国等のイラク戦後処理―それは、今回のような国際法無視の行動が、正統性を欠くのみならず、国際法に凝集された人類積年の英知に逆らう暴挙であったことを、的確に証明しているのだ。国際法の真の意義を明らかにすると共に、現代の諸重要問題群に対し国際法の果たす役割わわかりやすく解き明かした画期的入門書。イラク問題はじめ現在の国際紛争を見据えた最新第2版。

目次

国際法はどのように発展してきたのか?―伝統的国際法の性格
現代国際法はどのような特徴を持っているか?
国際法はどのように創られ、どのように適用されるか?
主権国家はどうなるの?―現代国際法と国家の位置
東と西?南と北?―人権の国際的な保護の発展
国際法で個人を裁く?―国際刑事裁判所設立の意義
国際法を緑にする?―地球環境の国際的な保護
国際社会の司法権?―国際紛争の平和的解決と国際裁判
どのように戦争をなくすか?―安全保障の考え方
戦闘中でもルールはあるの?―国際人道法の発展
世界の中で日本はどうする?―国際法と日本の立場
私たちに何ができるの?―国際法と市民の役割

著者等紹介

松井芳郎[マツイヨシロウ]
1941年京都府生まれ。1963年、京都大学法学部卒業。現在、名古屋大学大学院法学研究科教授
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