出版社内容情報
北東シベリアの少数民族人口1000人のユカギール人の歴史と文化。多数の資料と現地調査が明らかにするトナカイと犬ぞりの生活・信仰・言語。巻末に調査報告「ユカギール人の現在」
内容説明
シベリアの最も僻遠の地、「氷の荒野」ツンドラに住む少数民族ユカギール。トナカイを追い、犬ゾリを使い、川で漁をした。現在わずか人口1000人の彼らの由来を、著名な民族誌学者が多数の資料と現地調査により、探る。
目次
第1章 ユカギールの焚き火の明りと煙
第2章 民族と言語の混淆
第3章 疫病と飢餓のはてに
第4章 獣、鳥、魚を追って
第5章 移動・遊牧の生活
第6章 ユカギールの客となって
第7章 ユカギールの合理、非合理の概念
第8章 氏族ではなく複合家族
第9章 ユカギールの集団と個人のポートレート