出版社内容情報
市民革命とは何であったか? 同時代人の主張から左翼の論客,現代の冷静な視線まで,革命研究はそれぞれの時代,立場を反映する。論者の心情をも汲んで著された類書のない学説史
内容説明
革命をおこした側、おこされた側、それぞれの立場と想いがあり、革命を肯定し、あるいは否定する歴史家には、それぞれの時代と環境とがある。革命と革命論と人間社会の本質とに冷静に迫る。
目次
第1章 序説―討論の文脈
第2章 十七世紀―討論の開始
第3章 十八世紀―歴史の政治的利用
第4章 十九世紀―党派的論争から学問的歴史へ
第5章 二十世紀1―十九世紀の遺産とその発展
第6章 二十世紀2―社会と革命
第7章 二十世紀3―地方ならびに地域研究
第8章 二十世紀4―政治史、その連続と実験
第9章 二十世紀―新しい展望と再定義