内容説明
この本は、住宅と個人・家族つまりハードとソフトとの間に橋をかけようとする一つの試みです。家の価値は、そこに住む人々の幸福感によって決まるのであって金銭による評価額によって決まるわけではない。資産としての家から、「生活や福祉の基礎としての住まい」へと発想の転換を図ること、それが、「ライフスタイルとしての住まい」を実現する第一歩なのである。
目次
序章 ライフスタイルとは何か
1 住まいが決める日本の家族
2 日本的な住まい方、「単身赴任」
3 住環境が作り出した子供像
4 どこが私(女)の居場所なのか
5 老いの準備「住まいの選択」
6 住まいがつくる寝たきり老人
終章 ライフスタイルとしての住まい