内容説明
知の加藤周一、老練の竹下登、美の平山郁夫ら13人の識者が語る日本の明日への警告と提言。90年代に入って、日本の基本システムは全身衰弱の様相である。政治は流動化、経済は低迷、犯罪は凶悪化しつつある。あなたの未来を襲う日本の病に出口はあるのか。
目次
第1章 日本の20世紀、21世紀の日本(加藤周一)
第2章 全ての既得権を一掃せよ(マーティン・ウィーヴァーズ)
第3章 日本よ変化を恐れるな(グレン・S・フクシマ)
第4章 選挙に不利でもやるべきことをやるのが政治家です(竹下登)
第5章 文化財が亡びることは人間が亡びることです(平山郁夫)
第6章 テレビはマインドコントローラーか?(石川一彦)
第7章 モノローグの時代は終わった(西和彦)
第8章 目前の死に立ち向かえ(大塚敏文)
第9章 共に生きる性としての女と男(有馬真喜子)
第10章 100年後の人に私の映画を見てもらうのが夢です(宮本信子)
第11章 チャンスと料理は練って待て(村上信夫)
第12章 蝶は私の中の日本の表現です(森英恵)
第13章 写楽をさがせばにっぽんが見える(篠田正浩)
第14章 大学に未来はあるか―改革の現場から(小尾圭之介)