内容説明
ガンジーは、貧困からの解放を叫ぶ民衆のリーダーにとどまらなかった。その生きざまは、現代を生きる我々にも、強い印象を与え続けている。ガンジーは権力の座につかなかったが、奉仕の精神を実践することこそが真のリーダーシップであることを、身をもって示したのである。本書では、ガンジーの人生を手本とした、奉仕するリーダーシップのエッセンスを探る。米国ベンジャミン・フランクリン賞受賞。
目次
第1章 二重基準(ダブル・スタンダード)からの脱皮―行動と道徳の次元を高める六つの指針(ゆるぎない価値観を築き上げる;理想を追求し、実現に向けて全力投球する;理想を見失わないための羅針盤を持つ―道義心を鍛える ほか)
第2章 真のリーダーは、「奉仕の精神」から(自らの「責任」に焦点を合わせる;奉仕するリーダーシップの価値感を根付かせる;自ら最前線に立ち、身をもって奉仕に打ち込む ほか)
第3章 決断と行動の基本原則を尊重する(統治の原則を打ち立てる;決断の一貫性を追求する;意思決定の基準を変える ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Gen Nagaoka
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「権利」を主張する以前に「責任」を果たしていなければならない。 「発言」だけで終わるのではなく、それに即した「行動」を伴わなければならない。 (いずれも僕はできていない泣) これは大事なことだと思った。2013/02/26
あずき
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ガンジーのように大きな事は出来ないと思ったけど、小さな事でも自分が良いお手本になる努力をしたい。少しでも正しい道を目指して…2012/10/06
ショタ
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生きることの根幹に奉仕と道徳を置くことは それ自体が何よりも烈しい戦いだ。 ましてビジネスや政治のあり方に言及するならば 様々な立場の人間から批判の的になることは避けられない。 奉仕、道徳、理想、行動、非暴力、 それら全てを支えるために、 人が持つべき最も重要な資質は「勇気」である。 歴史上屈指の愛情に溢れた人物に見出した重要事項が 「勇気」であったことに対する驚きと、 これまで知らなかった深いところでの喜びを感じた。2011/01/28