目次
序章 「名ばかり店長」と「名ばかり労組」(厚生労働省の「名ばかり指導」;経営者はホワイトカラー・エグゼンプションをあきらめてはいない ほか)
第1章 夫は龍のように生きたかった―「龍基金」はどうしてできたか(夫の過労死事件の概要;会社との合意書 ほか)
第2章 死なないで、店長!道は拓ける―「中島富雄賞授与式」における報告(JOMO系GSと“すかいらーく”で起きた過労死・被災事件;夫はくも膜下出血、一命をとりとめたが(JOMO系GS) ほか)
第3章 「名ばかり労働組合」って何?(「強い店長」求める企業内労組の罪;どんな労働組合でも、いいわけではない ほか)
第4章 過労死ノー!生きさせろ(「自己責任」という言葉;フロア長になった弟は ほか)
感想・レビュー
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takashi1982
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「名ばかり管理職」を取り巻く環境と、それによって過労死した方の遺族が中心となって、すかいらーくやマクドナルドを追求した記録及び手記など。過労死するまで働く大企業では組合が「御用組合」と化し、労働者の権利を保護していない事実を追及している。また、大企業では戦闘的労組への懐柔として協調型労組を設立して、内ゲバを装い分断させていくこともあるそうだ。その是非はともかく、名ばかり管理職のあまりに悲惨すぎる実態を垣間見ることが出来る。2009/07/27
星辺気楽
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糾弾すべき現代日本の最大悪事。2021/06/29