出版社内容情報
「松崎=革マル=JR総連」の真偽、内ゲバに直面した松崎明の真情、革マルによる「指導」と「衝突」の実態、民営化路線=「裏切り」論の虚実……。宮崎学との白熱した議論の末に、「鬼」の松崎が明かした真実。この秘録は労働運動と新旧左翼の現状に対して何を突きつけたのか。
内容説明
革マル派の創設に参加、副議長だった…。動労とJR総連を指導していたのは革マル…。組織温存のため屈服し、国鉄民営化に賛成した…で、ホントのところどうなんでしょう。
目次
第1部 革命と党を語る(党がなければ革命はできないか;共産党を超える新党を創ろうとした;反スターリン主義の立場に立つ;共産党・革マルの官僚主義との闘い ほか)
第2部 労働者と組合運動を語る(労働組合を創るとき;理論武装しないと組合運動はできない;青年部をつくって反合理化闘争へ;新左翼労働運動の草創 ほか)
著者等紹介
松崎明[マツザキアキラ]
1936年埼玉県生まれ。埼玉県立川越工業高校を卒業、国鉄就職。1961年に国鉄動力車労働組合(動労)全国青年部を結成、初代青年部長に。1963年に動労尾久支部委員長として12・13尾久・田端基地統廃合反対闘争を指導し、逮捕され、国鉄を解雇される。その後、動労田端支部書記長、関東地評事務局長、東京地本書記長、東京地本執行委員長を歴任、激しくストライキ・順法闘争を繰り広げる「鬼の動労」をつくりだした。1985年に動労中央執行委員長に就任。国鉄の分割民営化では、民営化を認め、鉄道の再生をめざす現実対応をとる。1987年にJR発足後は東日本旅客鉄道労働組合中央執行委員長に就任、1995年同会長、2001年同顧問を歴任、「責任追及から原因究明へ」を掲げた安全問題や国際連帯の創造などに取り組む。2003年にすべての役職を退任
宮崎学[ミヤザキマナブ]
1945年京都府生まれ。早稲田大学在学中は日本共産党・民青系の学生運動のゲバルト部隊に属す。「週刊現代」記者を経て、実家の建築解体業を継ぐ。それらの体験を描いた『突破者』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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