出版社内容情報
小さな改善の集積でより良い医療サービスの実現を! 手っ取り早く、手応えのある改善運動のススメ
ストレスに起因する疾病や難病患者の増加、高齢化社会の到来。一方で、病院は慢性的な人手不足で労働条件が悪化―。そんな悪循環を断つコツが満載!
第1章 解説・医療現場における『改善』
第2章 『改善』の基本
第3章 医療現場の『改善』・取り組みの実際
第4章 改善事例集
第5章 改善推進の「しくみ」と「しかけ」
資料 改善推進ツール
経営の問題が病院を圧迫する一方で、患者取り違え事故や一連の医療ミスなどが究明され、現在、医療の質に対する信頼も揺らいできている。医療技術の発展は、今まで不可能だった治療を可能にし、多くの患者の命を救っている。しかし、それとは裏はらに、新しく導入された医療設備のちょっとした操作ミスなど、新たなヒューマンエラーの機会を増加させている。 一方、人々の病院を選ぶ目はどんどん厳しくなってきている。人々が求める病院のあり方は、単なる医療提供の場だけではなくなった。モノが溢れた時代に慣らされた人々は、医療に対しても、暖かさや快適性というサービスの要素を求めるようになってきた。例えば、
①地理的条件 ②病気の状態 ③特色ある病院 ④患者さんへのサービス ⑤住民へのサービス ⑥地域医療のサービス ⑦病院の運営管理
などの項目が、病院選択の際のチェックポイントとなる。
仕事のやり方を工夫し、改善することは、「作業がラクになる」ことと、「患者さんに対するサービスの向上」の両面の効果をもたらしている。
氷まくらに氷を入れるなどと手間のかかる作業も、やり方を改善すれば、ラクに、早く、短時間でこなすことができる
内容説明
カイゼンの導入の仕方から推進方法、継続させるためのノウハウを解説。病院での取り組み実例や改善事例を数多く紹介。
目次
第1章 解説・医療現場における『改善』
第2章 『改善』の基本
第3章 医療現場の『改善』・取り組みの実際
第4章 改善事例集
第5章 改善推進の「しくみ」「しかけ」