内容説明
脳の「自我」と免疫の「自己」とゲノムの「私」。この私とは何か?私はどこから来て、どこへ行くか?科学の三つの視線が答えをひき寄せる。生命の本質に迫る、永遠の謎の扉を科学が叩く。
目次
第1章 脳の「自我」、免疫の「自己」、ゲノムの「私」(社会的自己、からだ、型;生物の左右と意味;解剖の自己、免疫の自己、ゲノムの自己 ほか)
第2章 自己の変容と個の持続(「自己」と「私」と「個」;場、確率、無駄;コンテクストの中で働く ほか)
第3章 実体を情動がつかむ(自然を実感として取り戻す;統一場としてのゲノム;ハプロイドとディプロイドの交替と「目的」 ほか)