目次
第1章 中世哲学を覆い隠してきたもの、普遍論争―中世哲学の仮面(偽装された普遍論争;アベラールの唯名論;その後の普遍論争;普遍論争の行方)
第2章 〈見えるもの〉と〈見えざるもの〉―記号と事物(〈見えるもの〉と〈見えざるもの〉;記号の問題;ものと記号;記号論と存在論)
第3章 煩瑣な論理の背後にあるもの―「代表」の理論について(「代表」の理論;単純代表について;単純代表をめぐる論争;唯名論と実在論)
第4章 20世紀の中世哲学(排除されたものとしての中世哲学;20世紀になってからの中世哲学;日本での中世哲学)