シナ大陸の真相―1931‐1938

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  • サイズ B6判/ページ数 330p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784886561886
  • NDC分類 222.07
  • Cコード C0022

内容説明

支那事変と満州事変は表裏一体のものだが、日本が支那においてとっている行動は決して侵略と破壊を目的としたものではなく、東亜の秩序を確立し混乱を収束するためのものなのだ、日本は国際法にしたがって忠実に行動しているだけであり、欧米列強と事をかまえる意図など少しも無い…、支那事変前夜の大陸の政治的実情と国際社会の視線を冷静に公平に且つ鋭く見据えていた著者の観察は、日本の正義を主張してやまない。

目次

モスクワから中国への軍事援助
中国紅軍の成長
コミンテルンと国民党の同盟
日本、赤色帝国主義に直面す
日本は侵略国か、それとも権利を侵された国か
いかにして戦闘は始まったか
上海、その問題点
ジュネーブ・ブリュッセル会議を拒否した日本の立場
日本の自衛権
もし日本が勝てば?
中傷誹謗運動
斉藤博(駐米大使)講演録

著者等紹介

福井雄三[フクイユウゾウ]
昭和28年7月、鳥取県倉吉市生まれ。東京大学法学部卒業。企業勤務の後、平成3年より大学で教鞭をとる。専攻は国際政治学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

フンフン

4
日本は混乱のシナに秩序と平和をもたらそうとしているのだという内容。それはいいんだけど、それで勝てるかどうかが問題。戦争は善悪よりも勝敗が重要。シナに秩序をもたらすには、極悪であっても、毛沢東のように、習近平のように支配するしかないのだ。アメリカだって、ベトナムでも、イラクでも、アフガンでも勝てなかった。アメリカはあきらめるまで20年もかかって撤退したけど、日本も無理なことはさっさとあきらめて撤退していればよかったんだよねえ。 2022/09/06

長島芳明 

1
『「坂の上の雲」に隠された歴史の真実―明治と昭和の虚像と実像』の福井雄三氏の訳本である。訳本の背景は彼の文庫本に譲るが、当時の欧米列強や中華民国のなりふり構わない戦略に戦慄を覚える。むしろそれが国際常識なのだろう。日本はいいように食われた感がある。「過去の戦争の反省を」と声高に叫ぶのであれば、この一冊はお勧めしたい。昔に書かれた本とはけして思えない。

父帰る

0
ヨーロッパ大戦、大東亜戦争前のシナ大陸、特に満州の詳細な情勢を書き表している、貴重な名著。2014/02/27

aya-ayu

0
永久保存版の良書。代々語り継ぐべき内容。

ジャンルバルクイネー

0
1938年に出版された。著者は日系アメリカ人でアメリカの言論界において重鎮的存在だったとのこと。その人が第三者的立場からこのような本を書いたとは。現在多く知られている歴史とは全く違う。日本の正当性、時代背景。満州事変の経緯、満州国が世界に果たした役割など。難しい箇所もあってので再読したい。2023/05/15

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