松山大学研究叢書
ロマン派から現代へ―村上春樹、三島由紀夫、ドイツ・ロマン派

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  • サイズ A5判/ページ数 289p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784886298201
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0095

内容説明

村上春樹はこの時代の空虚感を描いた。だが、ドイツ・ロマン派の時代にこの空虚感はすでに始まっていた。いかにしてこの希薄な時代をのり越えるか?いま現在の空虚なる現実認識の実態があらわになる。

目次

1 村上春樹論(世界のあることの神秘―『風の歌を聴け』論;死への誘惑と人間の愛しさ―『1973年のピンボール』論 ほか)
2 三島由紀夫論(三島由紀夫とトーマス・マン;三島由紀夫とハイデッガー)
3 庄司薫論(福田章二から庄司薫へ―庄司薫論)
4 ドイツ・ロマン派文学論(ノヴァーリスにおける同一性と差異性;ノヴァーリスの人神思想 ほか)

著者等紹介

舘野日出男[タテノヒデオ]
1949年生まれ。上智大学大学院文学研究科ドイツ文学専攻博士後期課程満期退学。現在、松山大学教授。専攻は比較文学、ドイツ文学
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