目次
パブリック・アーケオロジーの導入に向けて
第1部 パブリック・アーケオロジー概論(世界のなかのパブリック・アーケオロジー―その成り立ちと理論;パブリック・アーケオロジーの論点;日本におけるパブリック・アーケオロジー)
第2部 パブリック・アーケオロジー関連資料(注目される活動事例;UCL考古学研究所教育プログラム;欧州の考古学者;欧州の遺跡調査体制と近年の動向)
著者等紹介
松田陽[マツダアキラ]
1975年兵庫県生。東京大学文学部卒業。英国ロンドン大学UCL考古学研究所修士(文化遺産研究)、東京大学大学院人文社会系研究科修士(文化資源学)、英国ロンドン大学UCL考古学研究所博士(パブリック・アーケオロジー)。ユネスコ文化遺産部コンサルタント、英国セインズベリー日本藝術研究所半田考古学フェローを経て、現在、英国イーストアングリア大学世界美術・博物館学科講師、世界考古学会議(WAC)会員幹事
岡村勝行[オカムラカツユキ]
1961年大阪府生。大阪大学文学部卒業。大阪歴史博物館主任学芸員などを経て、現在、公益財団法人大阪市博物館協会大阪文化財研究所東淀川調査事務所長。世界考古学会議(WAC)東方アジア代表・同執行委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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わきが
1
考古学と社会との関係性を問うパブリックアーケオロジーについての入門書.パブリックアーケオロジーの経緯,国内外の事例や各国の考古学者の実態について言及している.学術と実務との線引きが難しそうだけど,考古学だけにとどまらず学術や公的機関でも社会との関わりを考えることが必要になりだろう.文化遺産マネジメントについて詳しく知りたい.2014/11/10
Ami
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考古学は遺跡調査時だけでなく発掘後も市民や社会の理解と協力が必要。考古学を社会にどう広めていくか、今も世界的に発展途上の課題ということが良く理解できました。2017/12/01
三休
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ときどきヘルメットを被って発掘やっている姿を見るけど、工事みたいで寂しいなあ。野山を歩いて遺跡を探す姿が楽しそうだなあ。でも、考古学と社会との関係を研究し、その関係を改善する試みって大切ですね。「改善」にはいろいろあるでしょうけれど。2016/01/26
Junpei Ishii
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「考古学」という営みを市民に開放すること、そのときに専門家としての考古学者はどのように関わるのか、その考え方が整理されています。類書が少なく貴重です。2013/03/09
ナオ
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あまり難しく考えなくても、実践している人はたくさんいると思う。校正ミスが目立つ。2013/01/04