内容説明
プーチン=ツァーリ(皇帝)ではない!プーチンからメドベージェフへいたるロシアの政治を、「合法的暴力装置」(マックス・ウェーバー)としての軍・警察・治安機関に注目し、その複雑な権力構造の推移を精緻に分析する。メドベージェフが行おうとしている「捜査・予審機関」の改革とは何なのか?「ネオKGB帝国」が構築されつつある最新のロシア情勢に迫り、今後の展望も示す。
目次
序章 プーチンの権力構造
1章 よみがえるKGB
2章 捜査・予審機関
3章 軍改革
4章 石油ガス会社
終章 メドベージェフの人脈と今後
著者等紹介
塩原俊彦[シオバラトシヒコ]
1956年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。一橋大学大学院経済学研究科修士課程修了。現在、高知大学大学院准教授、北海道大学スラブ研究センター共同研究員。学術博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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