旅・ダイナミズム・越境<br> チェーホフ日本への旅

旅・ダイナミズム・越境
チェーホフ日本への旅

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  • サイズ B6判/ページ数 207p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784885955150
  • NDC分類 980.28
  • Cコード C0074

内容説明

チェーホフ作品はどのように日本に上陸したか。新劇運動の黎明期、ヨーロッパの演劇とともにもたらされた“近代”とは。日本でもまた、歴史のうねりに翻弄される作品と演劇人。元号の変化だけではない時代の遷移の中、世紀末ロシアの憂鬱はいかに花開いたか。巻末には、日本で上演された全てのチェーホフ劇を網羅した貴重な「上演史」(1910~2003)を付す。

目次

第1章 チェーホフ作品・日本へ上陸(明治三十年代)
第2章 新劇誕生とチェーホフ劇上演(明治四十年代~大正中期)
第3章 築地小劇場とモスクワ芸術座(大正末期)
第4章 チェーホフ劇の受難(昭和初期~十年代)
第5章 チェーホフ劇の復活(戦後)
第6章 チェーホフ解釈のダイナミズム―深化する読みの試み(昭和二十年代~四十年代)
第7章 越境する「チェーホフ」(昭和後期~平成)

著者等紹介

菅井幸雄[スガイユキオ]
1927(昭和2)年東京生まれ。東京物理学校(現・東京理科大学)を経て、1951年明治大学文学部演劇学専攻を卒業。1954年明治大学助手、講師、助教授を経て、1970年教授。1997年明治大学名誉教授、現在に至る。専門は、演劇評論・日本演劇史。『演劇創造の系譜』(84年、青木書店)により、日本演劇学会賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

大根

0
日本でのチェーホフ上演史をまとめた一冊。もうちょっと版組がきれいだったら読みやすかったのに・・・2009/04/10

zatugei

0
チェーホフが日本にどのように受け入れられてきたのか、ていねいにたどって読ませてくれる。チェーホフ上演史がそのまま新劇史になるのだと改めて感じた。それにしても「かもめ」は「ワーニャ叔父さん」「三人姉妹」「桜の園」よりずっと難解な作品だと思うが、どうしてこんなに好まれるのか、不思議だ。2021/03/22

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