超密教 時輪タントラ(ハイパーミッキョウカーラチャクラタントラ)

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  • サイズ A5判/ページ数 242p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784885914096
  • NDC分類 188.5
  • Cコード C0015

内容説明

チベット仏教の奥伝密教最終到達点。カーラチャクラタントラの世界初の全紹介。

目次

序章 『時輪タントラ』とは何か
第1章 曼荼羅の生成理論
第2章 コスモロジーと曼荼羅
第3章 神秘のモノグラム―ナムチュワンデン
第4章 シャンバラ伝説―隠された王国と最終戦争
第5章 曼荼羅の身体論
第6章 密極における受胎と胎児論の歴史的展開―『時輪タントラ』の内品を中心にして
第7章 密教におけるイニシエイションの二重構造
第8章 ミクロコスモスとマクロコスモスの完全なる対応―身口意具足時輪曼荼羅
第9章 密教における絶対者のイメージ―守護尊カーラチャクラの姿
第10章 臨死体験と曼荼羅―『秘密集会』の「五相」と『時輪』の「夜と昼のヨーガ」を中心として
第11章 不変と薬と身体のアルケミー的変容―六支瑜伽
終章 『時輪タントラ』研究の意義と展望

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

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1
曼荼羅には尊格の世界があり、それは僕らの住むこの世界でもある。そしてそれは我々の生死輪廻であり、宇宙の生死輪廻でもある。 そんな中二心をそそる内容が盛りだくさん。 後期密教の最終成果として完成した『時輪タントラ』が原始仏教から後期密教までのどういった要素を取捨選択し、更には発展させたかを記述。

非実在の構想

1
因果律の流れと人間は一体であるという考えを踏襲しながらも、身体と世界の相似性を強調するのは鮮烈な印象を受けた。後期密教はとかくエモい。2016/12/12

晩鳥

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インド仏教最後の教典である時輪タントラの解説書。時輪タントラでは宇宙統一原理として「時間のサイクル」に注目し、これを中心に密教全体の統合を試みた。仏教の宇宙論と生理学説の統合が行われ、それは身口意具足時輪曼荼羅に示されている。2021/01/11

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