改革開放の申し子たち―そこに日本式教育があった

改革開放の申し子たち―そこに日本式教育があった

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  • サイズ A5判/ページ数 213p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784885821868
  • NDC分類 377.6
  • Cコード C3037

内容説明

1979年、日本両国政府間事業として設立された中国赴日本国留学生予備学校、日本留学を命じられた改革開放の申し子である若き中国人エリート学生と日中の教員が参集した。日本語が全くできない学生、戦中の記憶が生々しく、お互いの文化・国情がわからず、戸惑う教員。しかし、彼らが下した教育方法は日本語による日本式教育であった。教育実態と苦悩を超えた喜びを解明し、一教育機関が日中関係に与えた影響と日中教育文化交流のあり方を論じた注目の書である。

目次

第1章 中国人日本留学生百年
第2章 中華人民共和国の建国から文化大革命まで
第3章 日本留学の始まりと中国赴日本国留学生予備学校設立へ
第4章 中国赴日本国留学生予備学校の教育実態
第5章 中国赴日本国留学生予備学校の特質
終章 日中教育文化交流史における中国赴日本国留学生予備学校の役割・意義
付論 新疆班―新疆ウイグル自治区政府派遣学生

著者等紹介

酒井順一郎[サカイジュンイチロウ]
国立大学法人総合研究大学院大学文化科学研究科国際日本専攻博士課程修了、博士(学術)。現在、長崎外国語大学教授、東北師範大学中国赴日本国留学生予備学校客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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