目次
第１章 心のモデル（階層；領域）
第２章 心のダイナミックス（モジュール；活性化；言語の理解と生成）
第３章 動詞の概念（事象概念の表現；構造と内容；事象概念の分類）
第４章 形容詞の概念（属性概念の表現；構造と内容；属性概念の分類）
第５章 名詞の概念（物概念；空間および時間概念；準事象および属性概念；その他の概念）
第６章 応用と今後の課題（イメージ系列の自然言語理解；言語の生成と要約；今後の課題）
文献
付録（事象概念の分類データ；属性概念の分類データ）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tolucky1962
12
人工知能のための自然言語処理に関する基礎。１章心のモデルはデータの階層化と心のモジュール化。これはミンスキーの『心の社会』ベース。人口知能研究のため、心を詳細に解析し、そのなかで最も抽象化された言語の重要性を示し、以降の著者の研究内容へ導く。１章だけでも人の心や情報の本質を考えるに有効。心理学や言語学の一部から工学へ適用できるように解釈している。人の心の中がどうなっているか理系的に解析することで整理されるため、知って良かった内容。２章以降は非常に専門的で研究データが多い内容なので、ざっくり読んだ。2016/03/11
