内容説明
ロールズ、セン、ハーバーマスらの現代倫理原則をめぐる議論と日本国憲法の民主主義原理を再検討し、現代社会が直面する環境倫理・生命倫理・企業倫理問題の探求を通して新自由主義の暴走をいかに克服するかを論じる。
目次
第1章 リベラリズムと正義―ロールズ
第2章 自己所有とリバタリアニズム―ノージック
第3章 共通善と正義―コミュニタリアニズム
第4章 自由・平等とケイパビリティ―アマルティア・セン
第5章 コミュニケーション的行為―ハーバーマス
第6章 環境倫理と民主主義
第7章 生命倫理と人間の尊厳
第8章 企業の倫理と社会的責任
終章 今、語られるべき倫理の課題―日本国憲法と倫理
著者等紹介
牧野広義[マキノヒロヨシ]
1948年奈良県に生まれる。1977年京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得。阪南大学経営情報学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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