内容説明
セロトニン神経と呼吸の関係に着目している生理学者と、坐禅やヨーガを究めてきた丹田呼吸法の指導者。この二人が出会うことで科学的研究成果と実践体験が結びつき誕生したのが本書。坐禅に使われる丹田呼吸法が「平常心」を保つのになぜ効果的なのかを、セロトニン神経の働きを通じてわかりやすく説明するとともに、呼吸法の具体的なやり方をていねいに解説。また「悟り」の状態が起こるメカニズムも解き明かす。
目次
プロローグ―極意は呼吸法でつかめ
1 元気を作るセロトニン神経(セロトニン神経とは何か;セロトニン神経を鍛える;平常心と悟り)
2 呼吸法をマスターしよう(呼吸とは何か;丹田呼吸法;スポーツと禅)
著者等紹介
有田秀穂[アリタヒデホ]
1948年東京都生まれ。’73年東京大学医学部卒業。’76年から7年間、東海大学呼吸器内科に助手として勤務。その間、’80年から2年半、ニューヨーク州立大学医学部に留学。’84年から筑波大学基礎医学系講師として「呼吸の神経」研究に専念するようになる。’90年に東邦大学医学部生理学に移り、’96年より生理学教授として「呼吸・覚醒・情動の神経科学」の研究チームを組織し、現在に至る
高橋玄朴[タカハシゲンボク]
1942年東京都生まれ。19歳のときに、野において「生活における禅の探求」を提唱した若宮章嗣師に邂逅、20年にわたって薫陶を受ける。その間アジア・アフリカ語学院ヒンディー語科卒業、渡印など。師の死後、東京、茨城県龍ケ崎市、牛久市などにて禅ヨーガ指導。’94年に長野県上伊那郡中川村に転居。現在、禅ヨーガ研修会を主宰し、ヨーガ及び丹田呼吸法指導。キクイモ研究会会長。月刊通信「あーしゅらむ」発行
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感想・レビュー
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かいてぃ〜
mami