内容説明
元ライトヘビー級チャンピオンのホセ・トーレスとマイク・タイソン。両者の間には運命的ともいえる強い絆があった。2人ともボクサーとしての技術や生き方までを、偉大なる「師」カス・ダマトに学んでいるのだ。タイソンがまだ13歳の頃から彼を知り、つねに兄弟子であり続けたトーレスが、元チャンプとしての経験を織り混ぜて綴る栄光と苦悩のスポーツ・ドキュメント。
目次
スラム―ゲットーのタフ・ボーイ
ストリート・ファイター―少年院はカントリー・クラブさ
出会い―この子はチャンピオンになるだろう
修行―炎と怖れ
ボクサー―「やつが天使じゃないことは確かだ」
GIRLS―リラックス、マイク
別れ―バッド・ニュース。カスが死んだ
策略―勝算なしに試合は組まない
キープ・クール―やつのパンチはスレッジハンマーだ
挑戦―1986年2月22日、ラスベガス
ボーイ・ミーツ・ガール―最高にキレイな子を見たよ
王者―俺はもうこれ以上、闘いたくない
無敵―20歳のスポーツ・ビリオネア
亀裂―ロビンは密かに盗みを企てるような女だ
不安な魂―人生なんて、くだらない
疑惑―子供を亡くしてしまった
トラブル―“ライフ”の表紙なんて、クソくらえだ
ビッグ・ファイト、ビッグ・マネー―1秒、22万ドル
訴訟―リングで闘うのは俺なんだ
真偽―マイク、こんな女、殴ってやれ
ハイエナ―ハートの傷ついたチャンプは、パンチすら出せないんだ
イノセント・プペット―あの子は自分を見失っている