- ホーム
- > 和書
- > 工学
- > 電気電子工学
- > 電気工学・電子・通信工学その他
内容説明
1986年4月26日、原発事故現場に直行したカメラマンは、あえて放射能の渦中に身を投じ、半年後、驚くべき警告を発して死んでいった…。この2年の沈黙を破り、ソ連が発表した衝撃の画像250点。現場からの貴重な証言をまじえ、全世界にさきがけて独占公開。
目次
祝福された地からの転落
何故、情報は混乱したのか?―ゴルバチョフの対応
フィルムが放射能をとらえた!!―空中撮影
1000トンの屋根が吹っ飛んだ!―事故の瞬間
敵を《石棺》に葬ってしまえ!―復旧作業
「家畜を捨てろっていうの、あんた!」―大脱出
異常な状況で感覚が麻痺してしまう―放射能汚染
女の子はおびえたようにカメラを凝視めた―大地と人間
そのとき、あなただったらどう行動したか?―志願者と裏切り者
後世の人びとに忌わしい“遺産”が残された―黒い石棺
帰らざる故郷―1988年4月26日チェルノブイリ2年目の“春”(広瀬隆)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きゅうり
0
被爆するってわかってて、人を救う為だとしても放射線の海に身を投げ出せるだろうか。ってそんな問いをする前に、そんな問いが出る事態を人間の手でつくりだしてしまうことがまちがってるのね。2012/06/15
ROBART
0
シェフチェンコ氏はこの取材の一年後、亡くなっている。2011/04/09
*kaoru
0
知人から勧められて購入。高濃度汚染地帯で何も知らされず、軽装で作業を行う人々の姿に戦慄を覚える。この大事故を起こした原発の事を忘れてはならないと思った。ただ、解説の広瀬隆の書いた行「チェルノブイリのレーニン原子力発電所は原子炉工学的に世界で最も安全な原子炉を使っていたのである。」には疑問だ。原子炉格納容器も無く、欠陥がいくつも見つかった原発なのだから。この本が発行された時にはまだ解明されていなかったのだろうか。2011/03/25
kadocks
0
チェルノブイリの本を今頃引っ張り出すとは思わなかった。今起きてることとほとんど変わらないことが起こってる。恐怖だ。2011/03/16