ANABOLIC STEROID―WHAT!?

ANABOLIC STEROID―WHAT!?

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  • サイズ B5判/ページ数 121p
  • 商品コード 9784884581435
  • Cコード C3075

内容説明

著者が本書を書き始めた目的は四つある。一つは読者のアナボリック・ステロイドについての知的好奇心を満たす、ということ。二つには、アナボリック・ステロイドについて、プラスの面にもマイナスの面にも正しい知識を持ってもらうこと。三つめは、相談する人もなくステロイドを取ってしまって副作用に悩んでいる人達に、どうしてそうなったのか、どのようにしたらよいのか、ということをわかってもらうこと。最終に、このアナボリック・ステロイドという問題をきっかけに、競技能力向上の目的で使われている物質全般について、その生化学的・倫理的限界を考え、ひいては“スポーツとは一体どうあるべきなのだろうか”というスポーツ的当為について、根本的に問いただしてみる契機をつくることである。

目次

第1章 アナボリック・ステロイドとは(アナボリック・ステロイドは本当に運動競技能力を向上させるか?;まず、ホルモンについて少し述べておこう;アナボリック・ステロイドの歴史 ほか)
第2章 アナボリック・ステロイドの副作用(ビリー・グラハムって知ってる?;アナボリック・ステロイドで両足を失った男;アナボリック・ステロイド教育の重要さ ほか)
第3章 アナボリック・ステロイド使用の現実(誰がどんな目的で?;世界中で人気;アナボリック・ステロイドは麻薬よりはずっとまし!? ほか)

著者等紹介

吉見正美[キチミマサミ]
宮城県出身。1974年度のボディビルディング全日本学生チャンピオン。腕相撲では15年無敗全日本チャンピオンの南波勝夫氏に勝ったことのある唯一の人物。慶応義塾大学卒業後渡米。パーマーカイロプラクティック大学を経て、ロスアンゼルスカイロプラクティック大学を卒業。現在はロスアンゼルスのダウンタウンでスポーツ整体カイロプラクティックを開業している
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

井月 奎(いづき けい)

36
アナボリック・ステロイドはトレーニングの効果を不自然なくらいに向上させる効果がありますが、心身ともに後遺症をもたらせる可能性が高く、倫理観としても認められることのないホルモン剤です。しかしスポーツはゼロサムゲームであり、それをプレイヤーは知っていますので、勝利に酔うためであれば使用しますし、観客は驚きを伴うようなプレーを見ることをかなえてくれれば(そして、うまく隠せば)見ないようにします。スポーツから勝負とショーとしての側面を取り除くと、たんなる体育になり人もお金も動きません。非常に難しい問題なのです。 2021/05/01

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