内容説明
よいことをすればよいことが起こる仏教の「縁起の智慧」をやさしく説く。
目次
第1章 やさしい心―健康と幸福の鍵(日本人の可能性について;私も悪しき感情を持っています;すばらしい人間の素質 ほか)
第2章 慈悲―仏教徒からの世界平和と人権救済のメッセージ(同じ釈尊の弟子として;どんな生物でも苦しみたくない;嫉妬をなくしていく ほか)
質疑応答(守護霊は存在するか―仏教徒なら気にすることはありません;人生の選択に迷ったときは―心の平安に努めてください;どうして人は人を殺すのか―育て方次第だったのではないでしょうか ほか)
著者等紹介
ダライ・ラマ[ダライラマ][Tenzin Gyatso,the Fourteenth Dalai Lama]
ダライ・ラマ14世(本名テンジン・ギャツォ)は1935年チベット北東部アムドに農家の子として生まれた。2歳のときに先代13世の転生霊童として認められ、40年に第14世として正式に即位した。1959年のチベット民衆の一斉蜂起と中国軍の弾圧による事件で、インドへ亡命。インド北部ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラに亡命政権を樹立した。現在の住居も同じくダラムサラにある。1989年に、一貫して非暴力平和的手段でチベット問題の解決に取組んだことが評価され、ノーベル平和賞を受賞した。また受賞理由には環境問題への取組みも挙げられている。ダライ・ラマは精力的に世界各国を訪れ、チベットへの支援を求めるとともに、世界平和を祈念する法要を行っている。93年にはタイで、ツツ大主教(南アフリカ)ら歴代ノーベル平和賞受賞者とともにアウンサンスーチー解放キャンペーンに参加した
宮坂宥洪[ミヤサカユウコウ]
1950年長野県岡谷市生まれ。1973年高野山大学仏教学科卒。名古屋大学大学院在学中、インド・プネー大学に留学し、哲学博士の学位取得。現在、岡谷市の真言宗智山派照光寺住職。サンスクリットに精通する気鋭の仏教学者として仏教学に新局面を開く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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