内容説明
マクロ経済学をはじめて学ぶ学生やビジネスマンに向けて書き下ろされ、刊行以来広く好評を得た標準的テキスト、待望の改訂版!本書の特長はマクロ経済理論の説明を基本にしながら、現実のマクロ経済問題を分析する際に、そうした理論が有効に適用できる可能性を示すことに重点を置いているところにあり、第2版は、このようなアプローチを一層明確にして内容の刷新をはかった。まず理論の説明については記述を全面的に見直し、モデル分析の基本的な考え方により確実な理解が得られるよう配慮がなされている。そして現実のマクロ経済の解説についても大幅なアップデートを行い、財政・金融、社会保障の面において90年代以降直面している諸問題を考えるために重要な概念を紹介、解説した。またCaseStudy欄を設けて、現実の日本経済の状況への考察も加えている。3色刷として体裁を一新し、いままでにない読みやすさ・わかりやすさを実現した、マクロ経済学テキストの決定版。
目次
マクロ経済学とは
国民経済計算とGDP
乗数モデル
IS‐LM分析
財政金融政策
失業とインフレーション
開放経済
経済成長モデル
経済成長と貯蓄、投資
内生的成長モデル
マクロ・ダイナミックス
中立命題とマクロ政策の有効性
マクロ経済政策と政策当局
著者等紹介
井堀利宏[イホリトシヒロ]
1952年岡山県に生まれる。1974年東京大学経済学部卒業。1980年ジョンズ・ホプキンス大学Ph.D.現在、東京大学大学院経済学研究科教授
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