内容説明
ビリー・ジョエルの曲をハーモニカで演奏していたバーのマスターが逮捕!?新潟の老舗ジャズ喫茶に五五〇万円の損害賠償請求!?近年、とみに増加する音楽著作権訴訟。そして常にこの問題の中心にいるのが、JASRAC(日本音楽著作権協会)。だが、その情け容赦のない取り立て手法に、ネット上では批判が相次ぎ、利用者からは不満の声が噴出中。JASRAC問題の真相を追究する、魂の一冊。
目次
第1章 あるピアノ・バー店主の告白
第2章 ジャズとラップと著作権
第3章 JASRACにまつわる事件簿
第4章 新潟ジャズ・ストリートの悲劇
第5章 JASRACの歴史
第6章 クリエイターが守る権利
第7章 リード・ライト・カルチャー
著者等紹介
田口宏睦[タグチヒロチカ]
1972年6月26日生まれ。東京都墨田区出身。26歳で通信制高校を卒業後、フリーライターになる。アダルト、格闘技、犯罪、刑務所問題、ドラッグ、右翼、ヤクザなど、主にアンダーグラウンド・カルチャーを対象としたルポルタージュを書いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みのにゃー
2
JASRACに泣かされた側からだけの取材記事。ほかに他メディアからの引用文多し。文体がくだけすぎ。難点だらけの本書ではあるが、JASRACのきな臭さは伝わってくる。今年5月にJASRACが独占禁止法違反の最高裁判決が出た。少しでもミュージシャンと、音楽を愛する人達に優しく改変されることを望む。2015/08/06
クレムン
0
JASRACと著作権のさまざまな問題が分かりやすく解説されています。JASRACへの取材は行っていないらしく、偏った部分はありますが内容は面白かったです。2009/11/06
やいとや
0
題材の選び方最高。文章からっ下手。題材の纏め方最低。というなかなか始末に困る本。正直、この程度のライタには取り扱って欲しくないよなぁ。「裁判とか傍聴してみたけど、途中から着いていけなくなっちゃったので 要約とかしません。テヘッ」(大意)みたいな事書く輩は、基本的に物書きとして失格だろ。 如何様にも面白くなるだろう題材を台無しにする手際が酷過ぎる。批判的な音楽家へのインタビューとか当のJASRACに直で取材するとか、もっとやり方があるだろうに自分の中でだけで完結させてしまうのは無能には無理な話しだ。2018/10/27