太郎に訊け!〈2〉―岡本太郎流熱血人生相談

太郎に訊け!〈2〉―岡本太郎流熱血人生相談

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  • サイズ B6変判/ページ数 254p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784883790807
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

目次

村人根性を捨てよ、世界があってこそ自分がある!
思想は社会の情勢とは悲劇的に対立する!
ぼくは限定された目的なんか持ちたくない!
ディスコには若者の孤独が充満してるね
切符にハサミを入れてもらって電車に乗るなんて屈辱だ!
コミュニケーションする人みんながぼくの友達だ!
社会と対決して生きる決意をすることが“成人”だ!
近鉄バファローズのマークはぼくがデザインしたんだよ
ぼくは一時は音楽家や文学者になることも考えたんだ
スポーツ・ファッションなんてナンセンスだ!〔ほか〕

著者等紹介

岡本太郎[オカモトタロウ]
1911(明治44)年、東京生まれ。岡本一平・かの子の長男。東京美術学校に入学後、30~40(昭和5~15)年までパリに住む。数々の芸術運動に参加する一方、パリ大学で哲学・社会学・民族学を専攻、ジョルジュ・バタイユらと親交を深める。復員後、創作活動を再開、現代芸術の旗手として次々と話題作を発表した。’70年の大阪万博テーマ館「太陽の塔」は国際的な話題となった。1996(平成8)年、没
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

7
孤独が騒がしいのは、始終自分と対話するからだ。自分の中の矛盾に向き合うのは清々しい。これを悲劇と呼ぼう。不満がなくなったら生き甲斐も消える。だから幸せな状態は最も生き甲斐から遠い。若年層中心の雑誌の読者がそんな言葉をぶつけられると、既成の価値観が覆され、見えてなかったものが剥き出しになる感覚を覚える。対面で語るような本書を読むと、既成の価値観を覆し続ける著者の姿勢の徹底性が伝わる。言葉自体が意識の罠を仕掛け、考えを侵食する危険に対抗し続けるような強く緊張感のある語調には、芸術の普遍性へ純粋な信念を感じる。2023/03/29

しゅんいち

3
岡本太郎の言葉を読んでいると、「死」を今までとは別の側面から見ているような気になる。「幸せは死からいちばん遠ざかったときなんだ。これは生きがいを失ったことになる。」生きがいと幸せが両極端にあるという感覚。何かに不満があり、それをエネルギーとして行動するパワーが、何かを変える力になる。自分の中の想いに妥協せず、ぶつかっていくことは、正直怖い。しかし、そんなときに岡本太郎の言葉からエネルギーがもらえるだろう。2019/12/28

yukari

3
TARO節炸裂。人生のバイブルと言っても過言ではない。特に失敗に関するTARO節がいい。失敗したらどうしようとか不安に思うのは成功させたいという功利的な気持ちがあるから。失敗したらまた失敗してやろうくらいの気持ちでやればいい。TAROは金太郎飴のようだという文章をよく見かけるが、この本のTARO節もほんとそう。どんな質問をぶつけてもTAROがかえってくる感じ。そしてユーモアもあり、知識も豊富であることが伝わってくる。これはだれでもTARO大好きになってしまうわ。2016/11/30

kaz

1
自分のスジを通すとはどういうことか、考えるいいきっかけとなる本。再読2017/08/05

kaz

1
再読。 相変わらず、筋が通っていて、キリッと鋭い。 なるほどなあ、と感心してしまう自分を発見するが、じゃあ自分でそういう風に生きているか?と問いかけると、「なるほど」などと甘っちょろいことは言ってられない。 純粋に生きたいと思う。2016/09/13

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