出版社内容情報
特集 身体表現の政治学
ダンス、演劇、舞踊などにおいて看過されがちな政治性をテーマとして、
インタビューと論考を並べました。
甘くて読みやすいものではないかもしれませんが、
ひとつの切り口の可能性として、
ここから何かが見えてくることを期待しています。
9.11を受け止めるということ: 羊屋白玉インタビュー
社会と世界と繋がりをもつために: 矢内原美邦インタビュー
反暴力のメッセージ: 砂山典子インタビュー
『核』からの視点:舞台に立つ根拠としての核 真壁茂夫
戦後と女性と舞踊 堀切叙子
怠惰な観客にならないために:ダンスにおける多様な政治性 西田留美可
舞踏の中に潜む政治性:身体学的に考えてみる 竹重伸一
前衛から前衛へ:邦千谷の舞踊世界 志賀信夫
全体主義と植民地主義に抗して:『わたしは血』と『イザベラの部屋』の政治的対決 坂口勝彦
【写真構成】
サシャ・ヴァルツ&ゲスツ『ケルパー』 塚田洋一
【短評】
「サシャ・ヴァルツ」(大山景子)、「ヤン・ファーブル」(志賀信夫)、「笠井叡」(亀田恵子)、「上杉満代」(竹重伸一)、「花嵐+相良ゆみ」(藤原央登)、「吉村会」(村岡秀弥)、「ダンスラウンドテーブル」(宮田徹也)、「劇団千年王國」(亀田恵子)、「ゼロ次元以後のアクションアート」(志賀信夫)、「玉内集子」(宮田徹也)、「武内靖彦」(竹重伸一)、「足立正生」(亀田恵子)、「びわ湖ホール夏のフェスティバル」(中西理)、「ボヴェ太郎」(門行人)、「関美奈子×長岡ゆり×佐々木征」(國貞陽一)、「ナチョ・ドゥアト」(志賀信夫)、「NBAバレエ団」(吉田悠樹彦)、「朝吹眞秀」(宮田徹也)、「未國」(吉田悠樹彦)、「白井剛とAbsT」(志賀信夫)、「じゅんじゅん」(吉田悠樹彦)、「田辺知美」(宮田徹也)
表紙:羊屋白玉 裏表紙:砂山典子
体裁 A5判、108頁、表紙1色、本文1色、1-3段組