こんな絵を描く子どもが危ない―手おくれになる前に

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  • サイズ B6判/ページ数 228p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784883520343
  • NDC分類 371.45
  • Cコード C0037

内容説明

絵はルールのない表現方法です。遊びと同じ自由な精神と感覚で描くことが出来、創造力をのばすことが出来るのです。研究と実験と発見があるので楽しくいつの間にか集中して描くことになります。その体験が自立心を養い、判断力・自信を育て、創造力を発揮させ、未知のものにむかっても勇気を持って、探究する人間を自分自身で育ててゆくことになります。自由な美術教育が人間教育の基礎だ、と言われるのは自分の意志による自己表現が自分自身の感情を育てて行く、活動があるからです。現在起こっている青少年犯罪の多くは、新聞テレビなどの報道を注意深く読んだり、聞いたりしていると、幼い時代から自分の意志が摩滅させられてしまっていることがわかります。自分の意志による行動があまりにも、大人によって取り上げられてしまった結果だと思われます。本書で最も大切にしていることは、子どもの幼児からの意志、自己意識を自己表現できる、それに理解のある人たちを多くすることです。

目次

第1章 中学生はこんな絵を描く
第2章 マンガにあらわれた現実逃避の心
第3章 セックスを描くときの心理
第4章 「良い絵」、「良くない絵」の見分け方
第5章 幼児期の絵にあらわれる親と子の関係
第6章 小学生に見る伸びる子どもの絵
第7章 絵は子どもの心の鏡

著者等紹介

高森俊[タカモリシュン]
1932年千葉県に生まれる。1952年創造美術教育協会に入会。ホーマレイン『親と教師に語る』により子どもの心理を学ぶ。1957年多摩美術大学(洋画科)卒業。中学校の美術教師となり、幼児から大人までの絵にあらわれる心の研究を続ける。1993年中学校退職。講演活動、子どもの絵を見ながらの子育て相談、著作活動などを続け現代に至る。児童美術教育研究所「小さな原始人」主宰。著書に『子供とともに伸びる教師』『わが家の小さな原始人』『少年非行 こんな絵を描く子どもは危ない』『子どもの絵と教育の45年間 創造美育の実践児童画集』他
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶーにゃん

0
参考にしようと思いました2011/03/21

デンドロカカリヤ

0
絵の内容だけでここまで断定するか‥という 著者の偏見が強い内容でした。 絵の分析に対する根拠の説明がなく、「曲線描写が多い子は甘やかされて育ちました」のような論調なので納得感がいまいち。2022/04/13

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