内容説明
資料の保存と管理の最新ノウハウを網羅。未来へつなぐ記憶・文書・記録の残し方・活かし方とは?アーカイブズ学の基礎から今すぐ役立つ実践まで、分かりやすく解説。
目次
第1章 アーカイブの世界に馴染もう(日本で起きていること;アーカイブとは何か ほか)
第2章 アーカイブの大事さを知ろう(記録がなかったではすまされない―記録から見る日本の風土;アーカイブは利益を生む ほか)
第3章 アーカイブを実践してみよう(実践―アーカイブの態勢;アーカイブ、その作業手順について ほか)
第4章 先達から学ぼう(自治体の事例;企業博物館と研究団体の事例 ほか)
第5章 これからやるべきことを見極めよう(編集物との共存;中間書庫のこと ほか)
著者等紹介
朝日崇[アサヒタカシ]
1954年千葉県生まれ。1978年一橋大学社会学部卒業。大手印刷会社にて150冊余の企業史編集業務に従事の後、(株)出版文化社にてアーカイブの企画営業を行う。現在フリーの立場にてアーカイブの啓蒙・実践に従事。記録管理学会会員(2003~2009年理事・学会誌編集委員長)、日本アーカイブズ学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Sanchai
2
実用的な内容である。自治体、企業、教育機関のアーカイブの考え方の違いとそれに基づく実務のあり方について丁寧に書かれている。が、結局のところ各々の組織のアーカイブのあり方はその組織の文脈によって異なるとして、定型的なやり方を提示するというところまでの踏み込んだ内容にはなっていない。アーカイブに関する書籍はこれまで数冊読んでみたが、現時点で最も実用的でかつ読みやすい内容になっていると思う。2014/07/04
わきが
1
理論面よりは実務寄りの本でした.実務に携わっているけど,何をしていいかわからない人には入門書として良いと思います.実務寄りだからといって,全く理論面に触れていないわけでなく,「アーカイブズ」と「アーカイブ」の違い,「レコード・マネージャー」と「アーキビスト」の分離など,わかりやすく書いてあります.2014/08/01
のの
0
実践としてなかなかよいと思います!2012/01/30