内容説明
渋谷、原宿、赤坂、六本木、麻布、広尾といった個性的な街を周りに配しながら、その文化圏の中核をなす「青山」の魅力は、果たしてどのようにして生まれたのか、そしてなぜ強い磁力を保持し続けることができるのだろうか。戦後の復興から現在に至るまでの歴史、とりわけクリエイター、文化人たちの集積プロセス、イベントやメディアを通じたメッセージの発信など、現在につながるものに焦点をあて、その構図を明らかにする。その上で、最新の「青山」の動きをとらえ、分析し、その先にある未来と可能性を洞察する。
目次
序章 青山文化の定義―Definition
第1章 青山の源泉―Origin
第2章 文化産業の集積―Fashion
第3章 文化施設の立地―Art
第4章 クリエイティブ青山―Design
第5章 青山からの発信―Media
終章 青山文化の全体像―Overview
資料 青山文化年表―History
著者等紹介
井口典夫[イグチノリオ]
青山学院大学総合文化政策学部教授。1956年東京都渋谷区生まれ。80年東京大学卒業後、国土交通省入省。94年青山学院大学経営学部。2007年同大学社学連携研究センター所長、2008年同大学総合文化政策学部。専門はクリエイティブ経済論、創造都市論。文化経済学会理事、NPO渋谷・青山景観整備機構理事長、NPO明日の神話保全継承機構理事、東京都歴史文化財団運営諮問委員会委員などを兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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