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内容説明
おかしくて、やがて奥深き研究記録。食品サンプル観察学者(?)が硬軟ヨーデル文体で紡ぎ出す「大衆食=方言」説のための10の講座。
目次
講座1 食文化は伝播の過程で置換される―チャンポン大好きおやじの苦悩と現実
講座2 食文化には地域の歴史が刻印されている―立ち食い焼き肉へのほのかな憧れ
講座3 食の唯名論は実存をも揺さぶる―「こうなっちゃったのメニュー」の迷宮
講座4 食文化を鳥瞰し連結させる―瀬戸内はニワトリの海である
講座5 基礎食材の融合あるいは離反―うどんとおでんのパワーバランス
講座6 食が内包する無意識の記号論―アイミティーを撃退した「はあ~?」の力
講座7 食の現地化過程に関する一般理論―ルーズソックスをはいたえびパン
講座8 食文化における善悪二元論―デカネタのがぶり寄り
講座9 飲食物提供者の倫理と論理―「とんこつドレッシング」のアンニュイな午後
講座10 食文化に潜む生命の樹―「カレー湯豆腐」をどう受け止めるのか
著者等紹介
野瀬泰申[ノセヤスノブ]
日本経済新聞文化部編集委員。1951年福岡県久留米市生まれ。東京都立大学法学部卒業後、日本経済新聞社入社。東阪社会部、金沢支局、西部支社、東京文化部、大阪本社文化担当部長などを経て、2001年春より現職。日経新聞では、多くのファンを獲得した長期連載「偏食アカデミー」を陣頭指揮するなど、いわゆるグルメとは一線を画し、日常食に潜む無意識と人間物語を追い求めている異色のジャーナリスト。著書に『秘伝「たこ焼きの踊り食い」』。共編著に『偏食アカデミー』『九州この土地あの味』などがある
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感想・レビュー
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