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内容説明
安息の場所を求めてさまよう4人の女性の旅に伴走したジャーナリストの、新しい時代の価値観をさぐるノンフィクション作品。
目次
1章 怒り
2章 恐れ
3章 同情
4章 不安
5章 アダルト・チルドレン―あるサイコロジストとの対談
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
文吾
16
★/アダルトチルドレンの意味が知りたくて買ってみたけど読書で苦痛を感じたのは久しぶり。4つの例とサイコロジストとの対談。著者は医師ではなく記者で取材対象はみな女性。男性の例が何故ないのか疑問。ACについては病名ではないことはわかった。対象範囲が広すぎるということも。1章の取材対象が泣いて著者に電話してきた場面で淡々と相手する著者の姿が頭に浮かんでしんどくなった。相手は泣いてても結局「治療」ではなく「取材」だからね。しかし何だろう、この苛々は。1章だけ読破、気が向けば続きはまたいつか。2017/08/22
gerBera.m
12
ノンフィクション★アダルトチルドレンの意味に興味を持ったので読んだが、この本では、ほとんど女の子で、親がアルコール・ギャンブル依存所だったり、家族関係が悪くてとか、性的虐待を受けていてとか、内容が具体的な分偏っていたように思われる。もう少し一般的なものを読めばよかった。ちなみに女の子たちはなぜかみんな微妙な男に引っ掛かり、自分の居場所をいまだ見つけられない感じである。子どものころいい子として頑張ってきた子ばかりであるところがかなしい。2015/12/07
Moeko Matsuda
10
1995年の本。胸が痛むとしか、他に言葉を見つけられない、4人の女性たちの静かで壮絶な半生。この本が書かれた時代と、今は違う。でも、壊れた家族のもとで苦しみながら生きていかねばならない子どもは、決して減ってはいないような気がする。この頃ようやく声を上げ始めた「不自由な大人」たちは、今はもう壮年の世代へと足を踏み入れている。この間、25年。四半世紀。変わり続ける世界で、彼らの、あるいは彼らに似た子どもたちの、底なしの寂しさだけが、今も変わらずに漂っているように感じられる。2020/12/12
緑のたぬき
1
アダルトチルドレン患者(女性3人)の面談記録のような本。親が未熟であると子供が歪んでしまい、ちゃんと成長できないよという内容。女性ACは構ってメンヘラちゃんになって、周りの男が体目当てで寄ってきてオナホになってる例ばかり。親が無能であることは罪だ。2019/12/18
もにくら
1
【図書館】『愛という名で怒りを封殺している』『その個人が生育歴において家族との関係で傷を負ったと思うかどうかがポイント』2012/03/26