- ホーム
- > 和書
- > 教養
- > ノンフィクション
- > ノンフィクションその他
内容説明
このまま過ぎてしまえば、知らずにすましたのかも知れないのに、同じ呼吸がしあえるなんて、人生って素晴らしい。会えて、よかった。ほほえみの25篇。
目次
第1章 勇気のうた(道の真ん中を歩いた日;泳げ!人生の波をけって;さわやか思い出甲子園 ほか)
第2章 母のうた(走りつづけよう愛の人生;来たぞ青春やさしい手紙;卒業式に涙あふれて ほか)
第3章 平和のうた(カモウ岬で待っている夫よ;海の彼方の悲しかった日々;原爆の悲惨伝えて幸せロッジ)
第4章 生命のうた(あの世との往復切符が欲しかった;こわれたお鍋がなおるまで;白血病と闘って手にした命 ほか)
第5章 別れのうた(勝っちゃんと別れたあの日;大記者、ツジさんの通夜;幸せに生きるサインは黄色いハンカチ ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
megumiahuru
38
時々テレビで拝見した時も、親しみやすい関西弁と人をとらえて離さない笑顔が印象的な方でした。この本は、黒田清さんが新聞記者生活を通して出会った人々の人生の悲喜こもごもについて記されたエッセイですが、泣ける一冊です。「みんな苦労してるんや、それでも歯を食いしばっていきてるんや!」そんな黒田さんの声が聞こえてきそうです。記者と取材対象という関係を超えて、いつまでも交友が続くというのは、やはりお人柄なのでしょうか。ネットメディアの時代、もうこういうジャーナリストは出てこなくなるのかもしれませんね。2014/05/31
amatsukaze
1
読売新聞大阪社会部の良心と言われた黒田氏のコラム集。社会の隅で生きる名もなき人にスポットを当て、喜怒哀楽を描く。そこには陳腐なヒューマニズムではなく、弱者への愛情に満ちている。 2012/10/31